調査と提案

■オリパラ学校連携観戦の中止を。学校トイレに生理用品を。区教育長に要請

目黒区、文京区が、東京オリパラの学校連携観戦計画の中止を決めました。重要な決断です。子どもの命を守ることが最優先です。
6月22日、私は、党江戸川区議団とともに、区教育長へオリパラ学校連携観戦を中止するよう要請しました。「子どもの安全を確保することが実施の大前提」とは確認しましたが、中止の判断は今はしないとの返事でした。「感染拡大状況を見る。キャンセルは6月23日以降もできると聞いている」とのことでした。
子どもたちの観戦計画は、いのち最優先で中止の決断を求めます。

そして江戸川区は、区内すべての区立小中学校の女子トイレに生理用品を置くことを決めました。その件で区教育長にお礼を伝え、実施日を聞いたところ、「本日22日より1ヶ月を試行期間として実施」とのことでした。ひと月後にやめるという意味ではなく、実施方法について、学校ごとの対応を尊重するとのことです。生理用品の学校トイレへの設置。まずは第一歩を踏み出しました。

■視覚障害者の方と西葛西駅、葛西駅を調査 「ホームドアの一日も早い設置を」痛感

下の写真は、葛西駅ホームです。6月2日、大橋みえこ区議と視察。ホームドア設置の基礎工事が終わったようです。

 

2020年11月、東京メトロ東西線東陽町駅(江東区)で白杖を持った男性がホームから転落し、亡くなる事故が起きました。東陽町駅は、同月上旬にホームドアが設置されたものの、運用開始前の調整中でドアが開いたままという状況でした。転落箇所のホーム幅が特に狭くなっており、ホームの反対側に電車が来たのを勘違いして転落したのではと考えられます。

私は、視覚障害者の方と西葛西駅、葛西駅を調査しました。視覚障害者の方は、「東陽町駅のホームの階段やエレベーター付近に設置された音声案内装置は、雑音が多く聞き取りにくかった。保安員が少なかった」、「死亡事故のあとは保安員が増えて、声掛けするようになったものの、階段の上り下りが一番危ないので、階段付近の保安員を手厚くしてほしい」と語られました。

私は、視覚障害者の方と大橋みえこ区議とで、4月2日に東京メトロ本社に緊急要請してきました。視覚障害者の方からは、「長く工事が続くと、事故が起きるのではないか不安だ」「ホームドアが稼働するまでアナウンスをしっかりやって、保安員を置いてほしい」」と要望しました。本社の広報課は、「私たちも事故は起こしたくない。ホームの床工事終了時期は、葛西駅は5月、西葛西駅は11月。不良箇所は補修する」「葛西駅のホーム拡張はかなり困難だが、江戸川区との協議は連絡があればすぐ対応する」と回答しました。

ホームでの安全対策(転落事故、接触事故の防止等)として、乗客数の多い駅からホームドア設置がすすめられています。ホームドアの設置・稼働は、東京メトロ東西線の葛西駅は2021年、西葛西駅はその先になります。JR総武線と京葉線では計画は示されましたが、京成線は計画も示されていません。すべての鉄道駅の安全対策として、一日も早いホームドアの設置を求めていきます。完成までの期間の安全も確保できるよう、保安員の十分な配置を、鉄道各社に求めていきます。

■子どもをまんなかに、先生と地域住民が連携し、希望あふれる学校教育を

「子ども中心の学校と教育を!」「コロナのなかで実は子どもたちはすごーく大変なことになってます。政治が子どもたちに目を向けるようにしてくださいね」「一日も早く少人数学級の実現を。そして先生方の働き方の改革を」「特別支援学校の増設を」

5月、教職員後援会のつどいが開かれ、教職員のみなさんの願いを寄せ書きにしたタペストリーを託されました。また、教員への管理強化やパワハラが横行する学校現場の実態や課題をお聞きしました。

河野ゆりえ都議は、文教委員長としてこの間、35人学級の早期実現にとりくんできたが、自民・公明・都民ファがその提案を拒んだことや、東京五輪の児童観戦計画の問題を報告し、五輪の中止を都に求めていると話しました。

私は、一昨年夏に訪問したフィンランドの教育事情をお話ししました。日本も教育に十分に予算をまわして、子どもを大切にする国にしたいと、都政改革への決意を述べました。
子どもをまんなかに、先生と地域住民とが連携して希望あふれる学校教育を、皆さんと力を合わせて切り拓きたいです。

■区民にワクチンにかかわる正確でわかりやすい情報の提供を

5月下旬、江戸川区内でコロナワクチン接種の予約受付が始まるととともに、党地区事務所に「何度電話してもつながらない」「私の分のワクチンはあるのでしょうか」など悲鳴のような相談が多数寄せられました。

そこで私は、党江戸川議団とともに区長要請を行い、ワクチン予約をとるために高齢者が振り回されている現状をなんとか改善してほしいと強く要望しました。
区長は「思いは一緒」と言われました。区職員も医療機関もたいへんですが、頑張ってほしいです。
今後は個別接種へ重点をうつすそうですが、やはり集団接種の3回目の設定も必要だと思います。また、区のお知らせを区民館や駅コンビニに置いてほしいということも合わせて要望しました。
国のコロナ対策の遅れから、自治体にしわ寄せがいっていることも大きいと思いました。

■建設労働者・建設業者の命と暮らし、仕事を守る

安心・安全のまちづくりに、建設産業で働くみなさんの存在が欠かせません。

日本共産党は、国会でも地方議会でも、建設労働者・建設業者のみなさんの命と暮らし、仕事を守るために、一貫して活動している党です。私も、建設労働組合のみなさんと連携し、建設国保への補助引き上げ、公契約条例の制定など、切実な要求を実現するために、全力でがんばる決意です。

こちらは、東京土建江戸川支部のシニア友の会「土建くすの木クラブ」の新年会に、小俣のり子区議といっしょに参加し、ご挨拶させていただいた時の写真です。組合員のみなさんの朗らかさと、仲間をつくり、団結の力で少しずつ建設分野の生活・労働環境を改善させてきた逞しさに、私自身学ぶところが多く、励まされました。

東京土建江戸川支部は、2022年度の建設国保組合にたいする国・都の補助金獲得のために、地元議員に要請行動をしています。こちらは、建設国保への都費補助増額を求める要請書を、東京土建江戸川支部の遠藤喜世志委員長から、河野ゆりえ都議といっしょにお受け取りした時の写真です。

河野ゆりえ都議は、昨年9月の都議会でも、「建設労働者のくらしと仕事を守れ」と質問。コロナ禍で建設国保の減免申請が急増し、国保会計の財源不足が心配されるなかで、都として国が確実に減免額すべてを支援するよう求め、都から前向きな答弁を引き出しました。

 

私も、河野都議のがんばりを私も引き継ぐべく、建設分野のみなさんの実態や願いをふまえて、「原純子の5つの約束」をまとめました(下のチラシ)。

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